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労働相談はタイミングを図ることが大事

労働相談は、若手からの相談が大半を占めるイメージですし、男性より女性労働者がトラブルに見舞われているイメージもあります。場を踏んでいる年代ではトラブルが起こることを予期し、上手く回避しているのかもしれません。しかし労働相談では、意外なほど定年間際の年代の労働者から相談が相次いでいるといいます。その内容も退職にまつわることです。例えば、退職を口頭で願い出たものの、社会保障のこと、これからの人生行路を考えて思い直し、会社に残りたい意思が強くなることもあるようです。口頭でも問題はなく、後々こうしたトラブルを含めた防止に、退職願という文書を提出します。これに関しては『使用者に委ねられる』というのがポイントになるでしょう。同意してくれるなら、撤回の旨を伝えましょう。撤回させられない、こうした使用者の意見もあるでしょう。その場合でも、退職の願い出は雇用関係を終了させるための申込みで、会社としての承諾前であれば撤回できます。まず行うことは、直属の上司に事情を話すことで、撤回ができるか確認します。労働相談での難しさは、そのタイミングが遅いことにもあります。例えば、一方的に契約を解除したいと意思を示す『辞職』では、使用者側に意思が伝わったタイミングで契約終了の効力が生じてしまいます。

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